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キーボードエラーが原因でOSが立ち上がらないLenovo G50ノートパソコンの修理です

みなさますみません、4月末から親族の葬儀などいろいろな葬祭ごとが連続してありまして、公私共に忙しくてなかなかブログ更新できませんでした。
現在は5月の中旬ですがようやく何かと解決したのでこれからどんどんプログ更新していきますよ。

今回は動作が異常に遅くしかもすんなりとOSが起動しないとかのレノボノートパソコンの修理依頼であります。
個人客の年配の女性から連絡があり「めちゃめちゃ動作が遅くて使えないんです、しかも起動も時間がかかるんです」という依頼であります。

さっそくご自宅へ伺ってまずは問診をおこないます。
機種は lenovo G50 ノートパソコンであります。調べてみるとこいつはCPUが非力らしく発売時からも激遅で「つかえねー」とかの厳し目コメントが多いモデルでありますな。

↓ 薄型の黒いノートパソコンです。

オーナー曰く「最初から遅かったけど、最近はもっと遅くなっちゃいました」ということであります。
しかも起動時になにかキーを打たないとWindowsが起動しないし、その後はキーボードがおかしいらしくKの文字が連続して勝手に打ち始めますというわけわからん動作もあるそうです。

起動させてみるとLenovoロゴが出たらなにかキーを押さないと進みません。しかもK文字連打が出ています。
つーことでこりゃ修理に時間かかりそうなので、オーナーに了承いただいて3日ほどお預かり入院修理することにしました。

G50のスペックは下記となります。

発売2014年7月
CPU AMD E1-6010
グラフィックス AMD Radeon R2 Graphics
メモリー DDR3L-4GB
ストレージ 500GB HDD
光学式ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレー 15.6型(1366×768ドット)
通信機能 無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、有線LAN(1000BASE-T)、Bluetooth 4.0
インターフェース USB 3.0端子×1、USB 2.0端子×2、HDMI端子、VGA端子、2in1メディアカードリーダー(SDメモリーカード/マルチメディアカード)、マイク入力/ヘッドフォン出力端子
内蔵カメラ HD 720pカメラ
サイズ/重量 約幅384×奥行265×高さ25㎜/約2.5kg
バッテリー駆動時間 約4.5時間
元OS Windows 8.1

持ち帰ってさっそく動作確認を始めます。まずは起動時に電源ボタンを押してから真っ黒画面にLenovoロゴが出るんですが、そのまま何分立ってもOS起動しません。

↓ ずっとこのままで何も起こりません。

なんらかのキーを押すとようやくあのくるくるマークが出てOSが起動します。そのまま起動時状態をみているとメチャ遅いうえに画面に「k」の連打みたいな入力ウィンドウが出ています。

↓ これは一体なに?

なんじゃこりゃと思いつつそのまま見ていると止まらないので、オーナーから聞いていたEscキーを押すとようやく連打は止まります。

そしてキーボードはというとやはりKキーだけが打てません。ということはやはりキーボードの動作不良でしょうか?
でも一つ思い当たることもあるのであとで分解してみることにします。
次になぜかタッチパットがききません。
仕方なくUSBマウスをつなげるとようやくマウスカソールが動きました。
コントロールパネルを確認するとやはりマウスの設定でタッチパットとクリックボタンがすべて無効になってました。
なのですべて有効に変えておきます。

すんなり起動しない件はBIOSのなにかの設定かなと思いつつ確認してみましたが、とくにおかしいところはありませんでした。
つぎにハードディスクを入れ替えてWin10入ので起動してみます。しかしやはり同じ症状でLenovoロゴから進みません。

なので分解してキーボードの確認です。
裏蓋を空けてキーボードマークのある3箇所のネジを外してから、表側でスマホで使うこじ開けツールを入れてキーボードを取りはずします。

↓ 赤マルがキーボードのネジです。

↓  iPhone分解なんかで使っているオープナーでこじ開けます。

外してみるとキーボード裏側がなんかホコリっぽいです。クリーナーで掃除してからそのケーブルの接続部分をいつものKUREの接点復活スプレー液を綿棒でつけてから再度キーボードを取り付けてもとに戻します。

↓ 画像では見えにくいがホコリが付いてました。

↓  KURE CRC接点復活スプレーでふきふき。

仮組み立てしてから Win10入りハードディスクから起動させてみます。これでだめならやはりキーボード不良ですな。

するとこんどはすぐにクルクルマークが出て Windows 10がすんなり起動しました。
つーことで原因はやはりキーボード端子の接触不良であります。
何故かこの手の不具合がわりとあるようで、いままでにも2回ほどコネクタの掃除で直ったことがありますよ。
その後はハードディスクを元のものに戻して起動確認してみます。もちろん普通に起動して例のKキーのおかしな連打もありません。その時点でオーナーに連絡して置きます。そしてメモリが不足気味の4GBだったので了承していただきもう一枚増設して合計8GBにします。

オーナーの使い方はブラウザとワードと年賀状作りだけだそうで、メールはスマホで十分でパソコンでは使ってないそうです。なので各種設定と不要なソフトも削除したので幾分動作が軽くなったのでSSDへの換装は見送りました。

その後はハードディスクのチェックなど通常の設定確認をおこない動作も問題ないので、1日動作確認してからオーナー宅へ納品しました。納品後一週間ほどしてからオーナーに確認しましたが「その後は起動もキーボードも問題ありません」とのことです。

ということで今回はキーボードのコネクタ部分の接点復活剤ふきふきで無事直ったみたいです。

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パソコン訪問修理とパソコン訪問教室講師やってます.. * Takamaru *
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