Let’s note CF-SX3の動作不良品の修理で、見たことないsowaというSSDが入っていたよ!

今回はノートパソコンの修理です。
個人様使用のノートパソコンが全く起動しなくなったというご依頼をいただきました。

機種は、2013年発売の Panasonic Let’s note CF-SX3であります。

CPU : Core i5 4200U(Haswell)
メモリ容量 DDR3L PC-3L 12800 : 4GB → 8GB
ストレージ容量 HDD：320GB 　→ SSD 1TB
メディアドライブ : DVD±R/±RW/RAM/±RDL
ビデオチップ : Intel HD Graphics 4400
液晶画面サイズ : 12.1 型(インチ)
元OS : Windows 8 Professional → Windows 10 Pro
重量1.19 kg、幅x高さx奥行 295×31.5×197.5 mm

スペックはこんな感じです。

そしてオーナーはメルカリで手に入れたようで、落札したときにもうハードディスクがSSD、メモリが8GBに増設されてWindows 10へアップグレードされていたそうです。

↓ 外観はほぼ綺麗です。

症状はある日突然クロ画面のままで起動しなくなったとのこと。要するにBIOS画面でストップであります。
つーことはほぼシステムディスクの異常でありますな。

さて、まずメディアドライブから起動するLinuxのインストールディスクで検証すると、なんなくライブ起動できました。ということはシステムディスクのお亡くなり確定です。

さっそく分解してシステムディスクを取り出します。

この機種は分解せずに割と簡単にディスクが取り出せるタイプで、バッテリーを外して金属製のカバーを取って横向きになっているディスクを引き出すんですが、まず金属カバーがポロリと外れました。これって普通はネジ止めされてるんだがネジがついてないんです。

↓ 落っこちてきた金属のカバー。丸い穴がネジ止め部分。

そしてディスクがすんなり出てこないんです。通常は取り出し用のベロみたいなビニールが付いてるんだけど、それがなくなっております。仕方ないのでヨコに見えているネジ穴に仮取り出し用として長めのミリネジを付けてみてからそのネジをペンチで挟んでズルズルと引き出しました。

↓ こんな感じで引っ張る!!

でてきたSSDは今まで見たこともないメーカーのものが入っていました。
うーむ、ネットで調べると多少の情報があるがメーカーとしてはロシア製らしいです。
しかし中国語みたいな文字もあるしもしかして北○鮮のものか!?

↓ 壊れていたSSD、蘇和 sowaだって!

まあそんなことはともかく交換するSSDは定番のシリコンパワー製の256GBです。これに薄いプラ板を取り出し用に両面テープで付けておきます。
容量が少ないがこれは使われ方をオーナーに確認すると、ネットとメールが主な使い道でメールはグーグルのGmailだからログインすればそのまま使えるし、データは消えてしまったけどほとんどオンラインストレージに入っていたから問題なかったらしいです。

↓ 入れ替えた安定して安めのシリコンパワー製。