ブルースクリーンの犯人はだれだっ、またもやSATAケーブルの劣化だった!?
先日win7から10へアップグレードの依頼があった顧客から連絡があり「なんか使っているうちに青い画面にたびたびなるんですけど」という連絡がありました。
そのパソコンはデスクトップタイプで、つい最近にパーツを入れ替えてWindows10へアップグレードしたパソコンでした。
そのときの作業はシステムディスクと電源を交換し、マザーボードやCPUも外して内部もクリーンにしフルレストアしたものです。
うーむなんだろうか、ブルースクリーンならシステムディスクあたりだけど、新品のSSDに交換したばかりだしなぁ。
まあ、ともかくすぐに伺って代替えのノートパソコンを設置してからその本体を引き取ってきました。
最近はややこしい症状ならすぐにお預かり入院させるようにしています。なぜかというといろいろな症状だと出先では交換して試すパーツもないし、だいたい時間がかかるので個人宅なら夕食の時間になったり、会社系とかは就業時間が終わるとそれ以上作業ができなくなります。なので今回も本体だけ引き上げてきてその翌日にじっくりと調べることにします。
まずは、一番怪しいSSDのシステムディスクをチェックします。
取り外して別の試験用サブパソコンにつなげてエラーチェックをかけます。その間に別のディスクを取り付けてお試しWin10をインストールしてみます。
するとそのお試しで入れたWin10もフリーズしました。とすると新品で入れたSSDが犯人ではないということか。そうなると次に怪しいのはメモリですな。なので2本指してあるDDR-3の4GBのメモリを調べます。
もとのSSDに戻してからメモリを1本づつ入れ替えてみます。
すると1本だと問題なく動作しています。外したほうが犯人かと思いきや、しばらくいじっているとやはりエラーメッセージが出ました。もう一本の方に差し替えてもダメです。うーむということはまさかマザボが原因なのか?
そうなるとやっかいだが、もう少しいろいろ調べてみます。前回の修理時にはCPUまでは外さなかったのでそこも取り外してフルレストアすることにします。
ケーブル類をすべて取り外してマザボもケースから取り外します。そしてCPUファンを外してホコリを払います。CPUも取り外してペーストを塗り直します。
前回は電源とディスクを交換してSSDに変えてからボタン電池も交換しました。
念の為BIOSもチェックしてみます。そして各ケーブルをつなぐときにSATAケーブルが差込部分がややゆるいのが気になりました。このケーブルはマザーボードに付属していたものでストッパーがないタイプです。もしかしてこの辺が原因かもしれないので、新品のストッパー付きのものと交換します。
↓ 交換したSATAケーブル、奥は新品のストッパー付きです。
組み立て直して配線などチェックしてから起動してみます。
すると今度はしばらく動作させてもフリーズやブルースクリーンは出ません。
問題はなくなったが原因がわからないのは不安なので、ふと気になったSATAケーブルを元のものに戻して動作させてみます。すると起動後に見事にブルースクリーンになりました。
うーむ、以前もこんな事がありましたが今回もやはりSATAケーブルが原因でした。昔の平べったいATAケーブルはしっかりと差し込めるが、SATAに変わってから差し込みのゆるさはどうも気になるところでしたが、今度はストッパー付きでカチッと差し込めるからまあ安心だろうか。
その後、1日ほど数回再起動やら負荷をかけたりして動作確認しましたが、エラーも出ず問題なさそうです。なので修理完了したので無事オーナーへお届けしました。
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パソコン訪問修理とパソコン訪問教室講師やってます.. * Takamaru *
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